今回は、社会保険労務士法人礎 代表の小町正人さんにお話を伺いました。
岩本)まずは小町さんのお仕事について教えてください。
小町さん)社会保険労務士法人礎の代表の小町と申します。2003年に開業しましたので、早いもので17年目になります。私たちは、お客様をはじめ、一緒に働いてくれている社員、社員の家族、そして関係する業者様の幸福追求を企業理念とし、日々迷いながら、悩みなら歩みを続けております。社名の「礎〔cornerstone〕」とは、建物を建てる時に、最初に角に置かれる石のことで、その礎によって建物の形状などが決められていきます。住む人からは、私たちを見ることができませんが、お客様を確かに支えている、私たちは、お客様にとって、そんな存在でありたいと願っています。
岩本)K2との関わりについてはいつ頃からどんな経緯でになりますか?
小町さん)K2グループとの出会いは、私の友人から紹介されて、代表とお会いしたのがきっかけです。数ある事務所の中から、私たち礎を選んで頂いたことに、心から感謝しております。
岩本)若者サポートステーションや自立塾の若者達をインターンシップから雇用いただいています。実際に彼らはどのようなお仕事をしていますか?また受け入れてみて気づいた事や気をつけている事などありますか?
小町さん)ご縁があって、K2で就労支援を受けてきた若者達3名が社員として働いてくれています。最初は不安があったのですが、とても助かっています。とにかく、それぞれの個性があって、自分の常識がどんどん広がっていくのがわかります。この3人の他にも、様々な困難を抱えた社員が数名頑張ってくれてます。私を含めて、本当に個性豊かな社員ばかりです。私が一番意識しているのは、挑戦し続けることです。自分はこれが苦手、自分には無理ということにも挑戦していって欲しいのです。そして、その挑戦を続けていくということを期待しています。これからは、挑戦できる環境と関わりを、更に深めていかなければならないと思っております。お客様から、社員を褒めてもらったとき、朝礼で自分から発言したとき、いろんなことに挑戦したいと言ってくれたとき、私は本当に嬉しく思います。社員の成長が、今の自分にとって、本当にやりがいになっていて、社員の成長に支えられています。これからも、みんなで汗まみれになって、迷って、つまずいて、成長していきたいと思います。
岩本)K2では石巻への支援を震災以降ずっとしていますが、小町さんからみてのご感想や思う事、またご自身で取り組まれている事や感じている事などございますか?
小町さん)いつも、驚かされるのは、K2グループの皆様の行動力です。「思い」を「行動」に移すことは、ここ数年、私たちのテーマになっておりますが、K2グループでは、そこの隔たりを感じさせない早さを感じます。そして、それを「思いつき」にせず、継続できる強さがあるのも凄いところです。石巻支援は、その結晶なのではないでしょうか。とても真似できるものでは無いと学ばせて頂いております。これからも、この早さと長さを追求していって欲しいと思っております。
岩本)もうすぐ30周年を迎えるK2に期待する事や思う事などメッセージをいただけますと幸いです。
小町さん)30周年、おめでとうございます。実は、約1年かけて、K2グループの就業規則の整備にかかわらせていただきました。私たちは、就業規則を得意分野としておりますが、苦労した会社様の一つです。
K2グループのミッションを壊さぬように、法にも合わせて文字化するということに集中した作業でした。規定という画一的な形にするのは、無理ではないかと思うほどでしたが、回を重ねるごとに様々なことが整理されてきたのを覚えてます。ある社員の方が、就業規則を納品したときに、就業規則に頬ずりしながら喜んでくれた光景は、今でも忘れられません。30年積み上げてきたものが計り知れないことだということは、就業規則の作成で実感しました。これからも、K2グループでなければできない支援を続けていって欲しいと期待しております。楽しみにしてます。
岩本)ありがとうございました!これからも私達の活動を支えてください!
よろしくお願いします!