今回はパン販売やうんめぇもん市のお弁当を販売している関内の泰生ポーチにて、この場所を一緒に運営しているピクニックルームの後藤さんにお話を伺います。
岩本)こんにちは。まずは後藤さんのお仕事について教えていただけますか?
後藤さん)株式会社ピクニックルームの代表です。子育て支援の会社です。主な事業は企業主導型保育園のピクニックナーサリー、放課後の子ども達の場(アフタースクール)のピクニックスクール、また、ママピクニック事業部ではそれ以外の子どもに関わる事業を包括しています。
子育てにつながる地域づくりにも軸足を置いて、地域で子どもを育てる人達へもサポートもしています。
岩本)K2との出会いについて教えてください。
後藤さん)自宅が区内なので、同じ地域に住んでいる事もありK2の存在は知っていたのですが、どんな事をしているのかよく理解しておりませんでした。去年から泰生ポーチでパン屋のオヤジさんが販売をスタートしてコッペパンを頂くようになりましたが、とても美味しいので保育園のおやつとして小さめのコッペパンをつくっていただいています。また、去年の7月から泰生ポーチフロントとして一緒に事業をさせていただき、より深く関わりを持たせてもらっています。K2の仕事には共感することが多くとても楽しくお付き合いさせていただいています。
K2は埋もれてしまっている若者たちが活躍する場をつくっていて、それは自分自身を救うことにもなるし、地域や社会も元気になること、それって人材育成ですよね。ピクニックスクールは自分の子どもの放課後をなんとかしようと始めた事ですが、それが人材育成なのだなと確信をもてたのはK2との出会いでした。
K2さんでは長年の事業が続いていく中で卒業生がスタッフになっていますが、うちにいる子ども達もいつか私たちの思いを受け継いで仕事をする子が一人でも居たらいいな・・と思っています。
岩本)うんめぇもん市の活動についてはいかがですか?
後藤さん)夫が東北出身なので想いはありますが、K2では震災後すぐに行動してすごいなと思います。そういう姿勢を見習いたい、機動力が大事ですね。大小かかわらずに困っているとか、問題に取り組んでいきたいです。
岩本)震災の時はお子さんもまだ小さかったと思いますが、大丈夫でしたか?
後藤さん)震災の時はちょうど、打ち合わせするのに夫と出かけるところでしたが、まだ家にいたので、子どもを迎えにも行けて、良かったです。その3日後には長野に一旦疎開しました。その時に父の病気がわかり、その後は父の看病などでバタバタしていていましたが、生きること死ぬことについて考えさせられた一年だったと思います。
岩本)うんめぇもん市の物産やお弁当、コッペパンで好きなメニューなどがあれば教えてください。
後藤さん)じゃり豆濃厚チーズです。それと、子ども達も東北の物産にはなじみがあって意識が高いですね。うんめぇもん市ではないですが、パン屋のオヤジのコッペパンではクロックムッシュが大好きで、泰生ポーチではお取り置きしてもらっているぐらいです。焦がしてあるのがいいんですよね!
岩本)後藤さんがこれからやりたい事などはありますか?
後藤さん)泰生ポーチは弊社とK2、横浜コミュニティーデザインラボの3社で運営しているのですが、地域の発信基地としての機能を高めていきたいですね。6月に「さくらホームレストラン」というイベントを企画していますが、単純に地域食堂ということでなく、関わっている人が発信できる場にしていきたい。それぞれがやっている事の理念や思い(事業計画)を発信して、みなさんに意見をいただけるような展開にしたいです。
岩本)では最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
後藤さん)私たちは子育て支援をしていますが、子育て支援って役所に行けばできる事ですよね?でも役所ではなかなかできない相談ができる「相当黒い相談でもできそう・・」って思われるような団体でありたいなと思っています。(笑)そういう意味でK2、特に代表の金森さんには勝手に共感を感じてます!!単純ではない人々の間口を広げる事業展開をしたい。だからこそ、私は関内でやろうと決めたんです。関内にはいろんな人がいるから、、、、その人達の生活に寄り添って、忘れられてしまうような子どもたち、親たちに声をかけ、受け止められるような会社になりたいと思っています。
岩本)ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。