うんめぇもん応援団の記事を抜粋して掲載しています。
今回はこども青少年局 青少年相談センター所長 内田 太郎さんにインタビューをしました。
三浦) 今日はよろしくお願いします。
ではまず、内田様の職場である青少年相談センターのお仕事について簡単にご説明いただいてもよろしいですか?
内田さん)ここでは15歳から39歳までの青少年・若者ご本人やご家族の総合相談を受けるのが大事な役割です。
電話や来所などで相談を受けますが、その後の継続支援はほとんどがひきこもり・長期的な不登校、家族関係が悪くなっているなどの状況の人を支援しています。
三浦) 相談に来られる方の年齢層は何歳ぐらいが中心になりますか?
内田さん)初回相談は10代後半が一番多いですが、継続的に支援している人は約60%が20代です。
最近は30代の方も増えてきていますね。
三浦) 相談センターというと不登校という感じがするんですが・・・
内田さん)思春期・青年期に力を入れていたんですが、だんだん対象年齢をあげていて、大人のひきこもりの方も支援しています。
不登校については学校に戻れるような人よりも退学してその後どうしていくか?という感じの人が多いです。
三浦) K2とのつながりはいつ頃からになりますか?
内田さん)23年度にこの青少年相談センターに赴任してきましたが、「南部ユースプラザ」の所管として担当しました。
ユースプラザの連絡会などに根岸に伺うと帰りに「にこまる食堂」で食事させていただいていました。
三浦) 相談センターに来られる前はどんなお仕事をされていたのですか?
内田さん)以前は横浜市立大学付属病院(金沢区)で地域連携の担当をしていました。
簡単に言うと大学病院と地域の医療機関との連携や役割分担の仕組みなど作る仕事です。
もともと私は福祉職なんですが、本庁や病院の経験が長いんです。資格としては精神保健福祉士を持っています。
第一回目の国家試験の合格者なんですよ。
三浦) そうなんですね。私の姉もK2で仕事をしながら受験していました。いろんなお仕事があるんですね。
ところで、うんめえもん市について、以前から石巻のお弁当デリバリーをさせていただいていますが、うんめえもん市やジョブキャンプの活動について何か感じる事などありますか?
内田さん)まず、「よくやっているな~」と思います。全区役所ではないけど多くの区役所でも開催していますよね。それはかなり大変な事だと思います。
今日も市役所で開催していましたが10名ぐらいの人がいましたよね。あれだけの数の開催を切り回すのは大変だと思ってみています。
作っている人、仕入れ、品質管理、採算の問題、人の手配、などなどすごいいろんなことがありますよね。
また、「若者支援」という観点ではいろんな役割があるのがいいですね、販売、調理、配達、などなど・・・。ひきこもり等の若者への支援メニューをバリエーション豊かにするというのはとても大事だと思います。
三浦) では、うんめえもん市で定番の質問ですが、内田さんのお好きなお弁当は何ですか?
内田さん)僕は「石巻やきそば」が大好きです。他のものも食べましたが基本は焼きそばですね。
もともとは安かったからという理由で食べたのですが、なんか病みつきになってしまいました。
「なんでなのかな~?」と考えていたんですが、麺の太さとか、硬さとかと味と合っているのかな・・・?
三浦) 石巻やきそばはしっかりとかつお出汁を入れて鉄板で高火力で調理しているんです。
内田さん)そうなんですね!謎がわかりました!僕は本当に石巻やきそばファンです。
三浦) ではお好きな物産はありますか?
内田さん)店頭にでている乾物はあまり買わないのですが、期待しているのは産直の牡蛎ですね。
三陸の牡蛎は本当においしいですよね。牡蛎剥きのナイフも持っているんですよ。今年も待っています。
三浦) ありがとうございます。もうそろそろおいしい時期ですので産直の営業に伺います。
では最後に「やっぺす通信」の読者の方へのメッセージをお願いします。
内田さん)そうですね、うんめえもん市の利用を通じて、単においしいというだけでなくて、ひきこもりとか若者の課題に着目してもらえるきっかけになればと思います。
若者支援の仕事は横浜市役所のなかでもまだメジャーではありません。我々のように直接担当しているところだけでなく、他の部署でも理解者が増えると若者の活躍の場も広がると思います。
いま市役所のなかでも自立を目指す若者をアルバイトなどで受け入れる取り組みが一部できてきてきました。そのような取り組みが市役所の中でも広がるといいと思っています。
ぜひそんな事を考えながら味わってもらえたらいいですね。
三浦) ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。