うんめぇもん応援団 応援ファイルNo.85 うんめぇもん応援団突撃インタビュー

安田)水口様のお仕事について教えて下さい。
水口さん)経済局雇用労働課に所属しています。課内では「技能班」に属しており、課名からは想像しにくいかもしれませんが、技能職(いわゆる職人さんのお仕事)の振興を担当しています。技能職団体の活動支援、横浜マイスター事業、横浜市技能文化会館の管理運営などを行っています。

安田)K2(うんめぇもん市)との出会いについて教えて下さい。
水口さん)2012年に都市整備局の都市デザイン室に配属になりましたが、都市デザイン室では、うんめぇ弁当を室内で取りまとめて注文していました。
最初は、石巻弁当を販売していると聞いて、東日本大震災の復興支援だと思っていました。都市デザイン室では、震災復興の寄付などに熱心に協力したと聞いていたので、その一環で、うんめぇ弁当も応援しているのだと理解していたのですが、ある時、都市デザイン室の同僚が、「うんめぇ弁当には、若者の自立支援の意味もあるよ」と言っているのを聞いて、どういう意味だろうと思って、いろいろ調べて、K2の活動のことを知るようになりました。

安田)うんめえもん市もそうですが、若者自立就労支援の活動はまだまだ浸透していないところもありますので、皆様に知っていただけるように広めていきたいと思っています。毎月のお弁当のご注文の他、うんめぇもん市交流会や七夕イベントにもご参加いただきましたが、うんめぇもん市の活動についてご感想など教えて下さい。
水口さん)うんめぇ弁当は注文を続けようと思い、都市デザイン室の後、同じ都市整備局の景観調整課、その後、政策局、経済局に異動になりましたが、ひき続き課内でうんめぇ弁当の注文のとりまとめをするようになりました。そうしたら、石川町の『ころんぶす』での交流会や、羊鳴館での七夕祭りなど、いろいろなイベントの情報をもらったり、直接声をかけていただくようになりました。K2がどんな活動をされているのか興味があったので、行くようになりました。行ってみて驚いたのは、K2のスタッフさんはもちろん、困難を抱えているはずの若者の皆さんが、本当に明るい、というか、生き生きとされていること。また、参加されているサポーターが、K2の取組を長年にわたり応援されており、多様な職種や立場の方々が集まってK2を応援している様は、感動的でした。2018年に行われた、K2の30周年イベントでの宮本みち子先生のご講演も聞かせていただきましたが、うんめぇもん市を含め、K2が行ってこられた活動については、正直、凄いと思っています。これだけ社会的な意義が大きなことを、民間事業として、長年発展させながら、30年以上も継続してこられたことは、本当にびっくりします。今では「ソーシャル・ビジネス」という言葉がすっかり定着していますが、K2の取組は、まさにその先駆けだったと思います。
人々の善意に頼るだけでなく、飲食などの事業で「稼ぐ」ことにも力を入れておられますが、それがなければ、いくら良い取組でも、長続きさせるのは難しいはずです。また、「稼ぐ」ことは、若者の「自立」の鍵でもあります。その意味で、自立支援の実効性を追求された結果、必然的に「稼ぐ」ことも重視されるようになったのかもしれませんが、いずれにせよ、ピッタリはまっている感じを受けます。
安田)ありがとうございます。K2内でステップアップができるようになって元気になった若者もたくさんいます。

安田)うんめぇもん市のお気に入りのお弁当や物産を教えてください。
水口さん)個人的に、肉より魚介類が好きなので、よく注文するのは、石巻のり弁や金華鯖のシャキシャキおかかご飯、貝ひもの塩麹コロッケなどです。
石巻焼きそばも、飽きのこない味で、ついリピートしてしまいます。
好きな物産品
安田)ありがとうございます!のり弁当はさんま、おかかご飯は金華鯖、確かにお魚が多いですね(笑)。

安田)最後に読者の皆さんへ一言、うんめぇもん市への応援メッセージをお願い致します。
水口さん)うんめぇもん市を含めたK2の取組が、市役所内外でもっと知られてほしいです。私自身も、うんめぇ弁当の注文とりまとめや、コロナが落ち着いてイベントが開催されるようになればそのPRなどを、もっと力を入れてやりたいと思います。また、私が担当している「技能職の振興」における後継者確保などもそうかもしれませんが、市役所の業務の中でK2の取組との連携できるものがある気がしますので、そのような可能性を考えてみるのもよいのではないかと思っています。コロナの影響もあり、若者を取り巻く雇用状況などが厳しくなる見通しであり、K2の活動は一層重要になると思います。東日本大震災の復興支援もまだまだ必要とされています。SDGsにもつながる話だと思いますが、社会全体が持続可能に発展するためにも、「ソーシャル・ビジネス」はますます大事になっていくと思います。その成功モデルとしても、K2の活動が今後も継続し、更に進化してくことを期待しています。
安田)ありがとうございます。今後ともK2(うんめぇもん市)の応援よろしくお願い致します!!

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