うんめぇもん市の活動レポート「やっぺす通信4月号」より
うんめぇもん応援団の記事を抜粋して掲載しています。
今回は横浜市こども青少年局 総務部 企画調整課長 渋谷 昭子さんにインタビューをしました。
高岡)やっぺす通信の突撃インタビュー3回目ということでこども青少年局の渋谷さんのところに訪問しています。今日はよろしくお願いします。では、最初にK2グループと渋谷さんとの関わりについて教えていただけますか?
渋谷さん)平成17年度にこども青少年局の前身の「子育て支援事業本部」という部署があり、そこで青少年の自立支援に取り組むようにとの事で、現磯子副区長の川名さんと私が担当になり、K2さんに訪問に行ったのが出会いです。その後もいろんな部署に行きましたが、K2さんとはつながりを持ちながら応援しています。
高岡)渋谷さんがお料理が好きだとお聞きし、今回はうんえめもん市の食材を使った「つくれぽ」をお願いしました。すでにメニューと写真をいただいているのですが、少し説明をしていただいてもよろしいですか?
渋谷さん)簡単に作れる2品をご紹介したいと思います。前回このインタビュー出られた原さんが山形のご出身ということで、一つ目のメニューは山形のご当地料理「ひっぱりうどん」です。乾麺や納豆・サバ缶も保存食なので、買い置きをしておいた食材で簡単にできる防災メニューにもなりそうですね。「ひっぱり」の意味はお鍋から麺を引っ張り出して食べるということだそうです。今回は、夏に向けて、冷やしうどんにしてみました。
もう一品は「紅小海老と磯のりのポンデケージョ」です。お手軽に作っていただきたいと思いポンデケージョミックスを使いました。お団子状にして焼くだけです。チーズや紅小海老、磯のりがたくさん入っているのでカルシウムやミネラルがたっぷりでこどものおやつ、大人のおつまみとして家族で楽しめると思います。また、子供と一緒に作るのも楽しいですよ。
高岡)どちらもおいしそうですね。僕も絶対作ってみます! お忙しい中ありがとうございました!
高岡)先日石巻に行かれたということで、K2ハウスのほうにもお立ちよりいただいたのですが、今回はどういった経緯で行かれたのですか?
渋谷さん)3・11のあと、自治体の職員として横浜では防災に対してどう備えていけばよいかという問題意識で「Sonae-bu(備え部)」という自主勉強会のグループをつくっています。神戸や仙台の自治体職員とつながっていろいろ勉強をさせてもらっています。今回は仙台の方からお誘いをいただいて、Sonae-buのメンバーで行かせてもらいました。復興が進んでいるという女川に行く途中に短時間ですがK2の拠点にも寄らせて頂きました。
特に玉井さん(K2ハウスのお隣さんでうんめえもん市の仕入れをお願いしています。)からのお話しを聞いて、被災地のまちづくりはまだ途上だけど、ハードだけではダメでK2さんのような取り組みがなければ本当の意味での復興はできないと思いました。地元で働いている若者からも話を聞けましたが、大都市で住みづらい若者への選択肢として、石巻がある事もすごくいいですよね。
今回石巻に行って、さらにうんめぇもん市を応援したいと強く思いました。
高岡)では、最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いできますか?
渋谷さん)今回、仙台で学んだ事は風化させないこと、口で人から人へ伝えていくことが大事だと改めて感じました。
横浜に「うんめぇもん市」がある事はとても貴重な事だと思います。
毎月お弁当を食べる毎に3.11を思い出し、風化させないことができるのは横浜の強みと言えると思います。震災は横浜も他人事ではないですからね。
ぜひ続けてもらいたいですし、私も協力していきます!