うんめぇもん市の活動レポート「やっぺす通信2014年 04月号」より
うんめぇもん応援団の記事を抜粋して掲載しています。
今回は東洋大学理工学部 生体医工学科准教授 小島貴子さんよりお言葉を頂きました。
K2インターナショナルとの出会いは、10年以上になるでしょう。全国に数ある若者支援団体の先駆けです。
その若者支援策は大変現実社会と近く、かつ具体的、更に様々のところとの「協働」する力には、何時も驚嘆していました。
私も微力ながらも、K2の私設応援団のつもりでお付き合いをさせて頂いておりました。
若者支援と一口に言っても実情は、人生そのものを支援するような大きな責任を持つものです。
その思い責務を熱い情熱と行動力・発想で実現している実行力は、掛け値なしに全国でも一番ではないでしょうか。
そんなK2インターナショナルが、石巻に拠点を作り復興支援をやっていると知って、私も何かお手伝いをして、今までお世話になったK2さんへのご恩返しと、国民のひとりとして、きちんと震災復興と向き合いたいと
思い、居ても立っても居られなくなり、岩本さんへご連絡したのが2013年の初夏でした。
東洋大学の小島ゼミの学生と一緒に石巻へ伺いたい。その時岩本さんとお約束をしたのは、継続的な繋がりでした。
物見遊山で行くのでなく、石巻との繋がりが生まれる様な形で来てほしい。
私個人は「出来る事を出来る人が継続的に」と決めていましたが、ゼミの学生が果たして継続的な繋がりを持てるのだろうか?と正直不安がなかったとは言えませんでした。
しかし、2泊3日の石巻での活動は、移動居酒屋のお手伝い、浜の清掃、カキ養殖のお手伝い等、都会の学生にとっては、すべてが初体験のものばかりでした。
それぞれの学生は石巻の地元の方々との触れ合いから自然に自分の気負いを捨て、「自分の出来ることを自分なりに」となっていきました。
私が言うまでもなく学生達は石巻への継続的な繋がりを持ち、昨年秋には再度石巻を訪問しオイスター祭りへ参加していました。
秋の帰京報告は「もっと沢山の人達に石巻を知って貰う為に自分たちが出来る事は、あるはずです」この言葉が彼らの口から出た事は、一重に石巻の方々が学生を受け入れて下さったこと。
K2インターナショナルの支援が地元に根付き本物だからだと改めて思い知ったのです。
震災から3年、メディアでの情報もだんだん減少しつつあります。
だからこそ、若者達と被災地を繋げていく具体的活動が更に必要であると強く感じるのです。
昨年は、石巻の海の幸をお世話になった方々へお届けしました。
口々に「こんな形でも支援は出来ますよね」と有難いお返事を頂きました。
これからも、微力ではありますが応援団としての活動は続けさせて頂きます。