うんめぇもん市の活動レポート「やっぺす通信2月号」より
うんめぇもん応援団の記事を抜粋して掲載しています。
今回は横浜市 中区役所 区政推進課広報相談係 恒川賢史さんよりお言葉を頂きました。
私は、横浜市中区役所の広報紙「広報よこはま・なか区版」の編集を担当しています。
私が、うんめえもん市を応援するようになったのは、1月号で「中区でかがやく若者たち」を特集したのがきっかけです。
私が取材したのは、みなと総合高校の学食・アロハキッチンで店長をしている渥美形彦さん。
渥美さんは、8年間の引きこもり生活から脱し、現在は就労体験の場であるアロハキッチンで若者たちの自立を支援しています。
「K2インターナショナルの共同生活を通して同じ悩みを抱える友人と出会い、少しずつ前向きになった」と、渥美さんは自らの過去を率直に語ってくれました。
「うんめえ弁当の企画・開発にも携わっている」と、今任されている仕事について話す渥美さんの顔は、イキイキとかがやいていました。
渥美さんと同世代の私は、渥美さんの仕事に対する姿勢に大きな刺激を受け、普段よりペンに力が入ったことを覚えています。
1月から中区役所でもうんめえもん市が開催されることになり、開店早々の売り場に取材に行きました。
すると、そこには渥美さんと同じかがやきを放つ若者たちの姿がありました。
石巻復興支援のため声を枯らして弁当を売り込む就労生を見て、私はこのうんめえもん市を応援したいと心から思いました。
うんめえもん市の弁当は、中区役所でも好評です。
小まめに営業メールを送ったり、区役所の館内放送でPRしたり、地道な広報活動が実を結んでいるからかもしれません。
私自身、今月は何を注文しようかと、毎月メニューを見るのを楽しみにしています。
中区では、地域でかがやく若者たちがいる一方、家族や友達との関係に悩み自立への一歩が踏み出せない若者もいます。
私は、渥美さんやうんめえもん市で弁当を売る若者たちの「今」を記事にして伝えることが、悩める若者たちへのエールになればと願っています。