うんめぇもん市の活動レポート「やっぺす通信3月号」より
うんめぇもん応援団の記事を抜粋して掲載しています。
今回は公益財団法人 横浜市ふるさと歴史財団 事務局長 原 南実子さんよりお言葉を頂きました。
高岡)今日はよろしくお願いします。今回は初めてのお友達紹介で田中局長からご紹介いただきました原さんの職場へ突撃インタビューに伺いました。
原さんには売り場でいつもお会いしているのですが、実はどのようなお仕事をされているかよく知らないのですが教えていただいてもよろしいですか?
原さん)今日お越しいただいたのは横浜開港資料館というところです。今私は横浜の歴史的な施設を管理・運営している横浜市ふるさと歴史財団に勤務しています。うんめえもん市を最初に知ったのは、こども青少年局の子育て支援課、幼保小連携担当という部署にいた時です。保育園・幼稚園から小学校への円滑な接続を図るために連携を支援していく部署です。その前は小学校の教員でした。因みに出身は宮城県の隣の山形県なんですね。学生時代、松島、塩釜、石巻の海に行く事もありましたし、石巻に友人もいますよ。
高岡)そうなんですね。石巻との繋がりが深いんですね。
さて、まずはうんめえもん市の取り組みについて感じるところを教えていただけますか?
原さん)そうですね、出会えた事がすごくよかったな~と思っています。
地道に確実にやっていること、若者就労支援ということ、無理なく参加し続けられる事が素晴らしいと思います。今も続いている事がその証明だと思いますね。また、配達に来てくれる人に声をかけたりすると、最初は表情が硬かったのが、だんだん柔らかくなって、お互いにうれしく、気持ちいいですね。
高岡)自分もかなり硬かったですが・・・
原さん)そうなんですか?私は市役所の売り場で高岡さんに話しかけてもらったんですよね。
高岡)ありがとうございます。原さんは「つながり」という事を大切にされているという事をお聞きしたんですが・・・。
原さん)学校と博物館、地域と博物館など「つなげる役目」だと思っています。うんめえもん市ともこれを縁にまた新しいつながりができると嬉しいですね。
高岡)大震災から5年を迎えますが、何か感じる事などありましたらお願いします。
原さん)震災の次の年のお正月に石巻へ家族で行きました。石巻漁協で誰もいないところに大漁旗が本当にきれいにたなびいてて、後ろを振り向くと誰も何もない・・という光景が目に焼き付いています。去年行った時はだいぶ復興はしていましたが、本当にまだまだ支援を続けていかなければいけないという事を感じています。
また、横浜市と石巻市は教育委員会事務局での人事交流をしていた関係から子ども達の学習支援などもお手伝いしていました。彼らが成長して地域の力になっていくだろうと思いますが、目には見えない人の心をどのように支えていけるかがこれからの大きな課題だと思っています。私たちの想像を超えるような思いを背負っていると思うので、継続して支えていきたいと思います。
高岡)最後になりますが、読者の皆様にメッセージをお願いします。
原さん)美味しいものがたくさんそろっていて、しかも現地の人達と皆さんが関わりながら作っているのがわかるので安心なんですよね。皆さんにもたくさん買ってたくさん食べてほしいですね。